ヘロンにまったり
立ち上げてしばらく放置してましたが再開します。
タイトル、ヘロインにまったりではありませんよ、断じて。ヘロンです。
イギリスで70年代初頭に活躍したフォークロック系のバンドです。録音は全て屋外でのライヴ録音で。
どうもライヴ録音に弱いんですよね。ライヴ録音って言ってもライヴの模様を録音してるそれじゃなくてスタジオ盤として発表している作品の録音方法って意味です。
当たり前ですけど、パート別撮りよりも臨場感がありますよね。それが出来るのは卓越した演奏技術があるからなんでしょうけど。
で、このヘロンのセカンド「twice as nice & half the price」これが良いんです。
そんなに上手くはありません。特にボーカルは酷い。でも、それこそが良いんですよ。アイズレーのカバー曲の「this old heart of mine」なんて涙がチョチョ切れますよ。メチャメチャ下手で最初は音程を外すはずっこけたるわで散々なんだけど、ノってきたらどんどん勢いが出てきてハイライトの張り上げた声なんてディラン級のカリスマ性があると思ってみたり。
演奏もなかなかに味があって、適度なグルーヴ感も素敵です。初期のジャッキー・ロマックスなんかが好きな人なら絶対に買いですね。オルガンもギターも実に味がある。
このヘロン、木漏れ日フォークなんて例えられてるみたいですが、木漏れ日は判るけど、どこがフォークなの?こんなエレキを多用した音楽、どちらかと言えばホワイトR&Bでしょ?って思う。アコースティックなら何でもフォークってつけんなよ、って腹が立ちます。フォークロックっていうなら納得行きますけどね。
彼らの1st「heron」はフォークを下敷きにしている曲が多いのですが、それでもフォークロックであってフォークではない。木漏れ日ロックじゃダメなのかなぁ?
そもそも日本って音楽カテゴリーに対していい加減というか愛情がないというか。ジャンルなんてどうでも良いジャンって言う人もいると思うけど、あのいい加減なカテゴリー分けというかレッテル貼りの為にどれ程の良い音楽がリスナーに伝わっていない事か。
ボブ・ディランがフォークの神様?おい、彼の長い長い音楽歴で最初の数年でしょうが。フォークやってたのは。ロックが好きな人に彼の凄さは伝わらないし、フォークが好きな人が彼のアルバム「追憶のハイウェイ61」なんてパンキッシュでブルージーなアルバム買っちゃったら怒っちゃうでしょ。
フォークはあくまで普遍性のある音楽、若しくは表現フォームやメッセージがそれに類似した音楽がそう呼ばれるべきで、アコースティック楽器を多用していてもロック的なアプローチだともうフォークロックでしょ?
最近の子供は言葉を大切にしないとメディアは嘆いた振りをしてますけど、そもそも言葉を大切にしていないのはメディアの先人達ではないかと思います。
えーと、何の話でしたっけ?ヘロンですよね。70年代のホワイトR&Bが好きな人は買いですね。
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